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和歌山の方言について紹介します。
基本的に地理的にも大阪に近いことから、京都弁よりも大阪弁に近い方言になるのが和歌山弁(紀州弁)。
例 ”へん”の使い方
- わからない→わかれへん
- ない→あれへん
- 行かない→行けへん
- 書かない→書けへん
- 泳がない→泳げへん
- できない→でけへん
- 言わない→言えへん(ゆえへん)
- 会わない→会えへん
- 行けない→行かれへん
- 言えない→言われへん
- 会えない→会われへん
ここまでは大阪弁と同じでエ段+へんになるのが特徴。
ただし、和歌山でも奈良に面している地域では
京都式のわからへん、行かへんとなる場合もあります。
他に和歌山弁の特徴として、否定の場合”やん”を付けるのが特徴的。
- しない→しやん
- 出ない→でやん
- 出来ない→できやん
- 行けない→行けやん
- 見えない→見えやん
このやんは三重弁と同じ。
また、和歌山でも地域によってはやんではなく
らんを使う地域もあります。
授業出らんとくわ→授業出ないでおくわ
他の和歌山弁の大きな特徴をいくつか上げると、
●~でなぁ・・・~よなぁ
忙しいでなぁ。
→忙しいよなぁ。
※南大阪でも使われる。
●~よぉ(語尾)・・・~ね
俺よぉ最近よぉ・・俺ね最近ね
※南大阪でも使われる
●~しちゃる、~しちゃある・・・~してある
ここに置いちゃあるやんか。
→ここに置いてるじゃないか。
●~しやる・・・~している
まだご飯食べやるわ。
→まだご飯食べているわ。
●~ら(語尾)・・・~しようよ
そろそろ行こら
→そろそろ行こうよ
●つむ・・・混んでいる
やっぱり白浜は夏はつんじゃある。
→やっぱり白浜は夏は混んでいる。
他にもにえる=青あざとか有名なものもありますが、
最近の若い人はあまり言わなくなってきており、
上記のような方言が現在も和歌山では使われていると思います。
ぜひ知っておいてください。