よく使う関西弁を一覧にしてまとめたいと思います。
●~へん→わからへん(分からない)、でーへん(出ない)、見えへん(見えない)等
”ない”の部分が”へん”になる
●~ひん→みーひん(見ない)、きーひん(着ない)の等
ひんの前がイ段の場合「ひん」を使用
●きーひん、けーへん、こーへん→来ないを京都ではきーひん、
大阪ではけーへん、神戸ではこーへんと言う。
しかし、最近ではけーへんかこーへんが主流で若い人はこーへんを使うことが多い。
●~かれへん→行かれへん(行けない)、歩かれへん(歩けない)、泳がれへん(泳げない)
~けないを大阪や兵庫では~かれへんと言う。
京都や滋賀では行けへん(行けない)等そのまま”ない”をへんに変える
●~われへん→使われへん(使えない)、会われへん(会えない)、買われへん(買えない)
~えないを大阪や兵庫では~われへんと言う。
京都や滋賀では使えへん(使えない)等そのまま”ない”をへんに変える
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●~やん→ええやん、うまいやん等
関東の~じゃんを関西では~やんと言う
●否定のやん・・・寝やん→寝ない、出やん→出ない、
できやん→出来ない、抜かれやんように→抜かれないように
・・・大阪市内南部から南大阪地方、和歌山県、三重県でよく使われる。
●よう~ん(否定)・・・よう言わん(とても言うことができない)、
ようせん(とてもすることが出来ない)など否定の意味でよく使う
●~はる→行かはる(行かれる)、来はる(いらっしゃる)等
関西では尊敬語の意味で”はる”をつける
京都では行かはるとなるが、大阪では行きはるとなる。
●~せんといて(~せんとって)・・・・~しないでの意味 例)来んといて→来ないで
●~してもうた・・・~してしまったの意味 例)遅れてもうた(遅れてしまった)
●おかん・・・お母さんの意味
●おとん・・・お父さんの意味、おかんに比べるとあまり使われない。他地域同様親父の方が使う。
●あかん・・・関西弁でダメの意味
●ほんま・・・関西弁で本当のこと
●はよ・・・関西弁で早くの意味
●けったい・・・関西弁で変わったという意味 けったいな子→変わった子
●いらち・・・関西弁でせっかちのこと
●へたれ・・・関西弁で根性なし、ビビリの意味
●あかんたれ・・・へたれと同義語
●いじびる・・・調子に乗るの意味
●シュッとしてる・・細身・ハンサム・男前などの意味で関西で多用
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●つれ→関西では友達のことを”つれ”と言う
●さら→関西では新品のことを”さら”と言う これさらなん?→これ新品なん?
●おおきに→ありがとうの意味、現在は年配の人や商売人の人がよく使う
●あのね→あのですねの意味、関西では親しみを込めて、目上の人にもあのねをよく使用
●めばちこ→ものもらいの意味、老若男女関西では使われる
●せやねん・・・そうだよという意味、関西で多用
●せや・・・そうやの意味、類義語せやで・・・そうやで等
●買うた(こーた)・・・買ったの意味。50代以上で比較的よく使われる。
●言うた(ゆーた)・・・言ったの意味。買うたや会うたは若い人はあまり使わないが、言うたは若い人でも多用。
●会うた(おーた)・・・会ったの意味。50代以上で比較的よく使われる。
●また~しよう・・・機会があれば~しよう(※行ったことがなくても関西ではまた~しようと言う)
●~とう・・・神戸地域では~してるを~とうを多用する。起きてる?→起きとう?等
●~してん・・・~したのことを~してんと関西では言う。例)昨日USJ行ってん等
●~せんと・・・~しないでの意味。今日は寝んと会社に行く→今日は寝ないで会社に行く
●ウチ・・・関西弁で私のこと。女性が自分を指す時に使われる。最近は関東でも使われる。
●自分・・・あなたのことを関西で自分と言う。例)自分それあかんで!等
●きもい・・・関西弁で気持ち悪いのこと。同義語きしょいは気色悪いの意味。最近は関東でもよく使われる。
●ぎょうさん・・・関西弁でたくさんの意味、ぎょうさんあるなぁ→たくさんあるなぁ等
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●おちょくる・・・関西弁でからかうの意味
●なんしか・・・・関西弁でとりあえず、とにかくと言った意味、使う人は多用する。
●~なんだ・・・奈良限定でよく使わる言葉で「書かなんだ」→「書かなかった」等否定の意味で使われる言葉
●~よった・・・神戸・播州地区でよくつかわれる言葉で、~したの意味。寝よった→寝た等
●ばり・・・神戸でよく使うとてもの意味。ばり疲れた→とても疲れた等
●ほかす→捨てるの意味
●言うても~→なんだかんだ言っても、とは言ってもの意味。かなりよく使う。
●ひまかかる→時間がかかるの意味。年配の人がよく使う。
●こしらえる→作るの意味。年配の人がよく使う。
●なおす→しまっておく、片付けるの意味。これは関西ではかなりよく使う。
●がめつい→強欲な、目先の利益に対して欲が強い様子。
●ベベ→ビリ(最下位)の意味
●かめへん→かまわないの意味、京都や滋賀では、かまへんと言う。
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●おれへん・・・大阪弁でいないの意味。京都・滋賀・奈良では”いーひんorおらへん”と言う。
●おまへん・・・大阪弁で”ない”の意味。年配の人がまれに使うが、あまり現在は使われない。
●わかれへん→大阪弁で”わからない”の意味、京都・滋賀・奈良ではそのまま”わからへん”となる。
●行けへん→大阪弁で”行かない”の意味、行けないは行かれへんとなる。京都・滋賀・奈良では行かへんとなる。
●あれへん→大阪弁で”ない”の意味、京都・滋賀・奈良では”あらへん”となる。
●あえへん→大阪弁であわないの意味、あえないはあわれへんとなる。京都・滋賀・奈良では”あわへん”となる。
●ゆえへん→大阪弁で言わないの意味、言えないは言われへんとなる。京都・滋賀・奈良では”言わへん”となる。
●でらん→和歌山弁で出ないの意味。でらんとく→出ないでおく。
●せわしない→落ち着かないの意味
●しゅんでる・・・出汁がよく”しみている”の意味
●ばんばん→京都でめっちゃの意味でたまに使われる。
●さぶいぼ→鳥肌の意味
●モータープール→駐車場の意味
●2回生→大学2年生の意味、関西では大学生に限り、~年生と使わず~回生と言う。
●つきだし→お通しの意味。関西ではかなりよく使う。
●こそばい→関西でくすぐったいの意味。
●こまい→神戸でよく使われる”細かい”の意味。大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山では”こまい”は使わない。
●ちんちん焼き→ベビーカステラのこと。神戸で使われる。
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●おいど・・・お尻のこと。年配の人がまれに使うが、若い人は現在ではほぼ使わない。
●いねる・・・帰るの意味。和歌山でたまに使われるが、大阪・京都・兵庫などでは使われない。
●どやさ→どうですか?の意味、京都でまれに使われる。
●~さかいに→昔は関西全般で使われていたが、現在は京都でよく使われる~だからの意味。
●かやくごはん→関西ではうどんとよく一緒に食べる炊き込みご飯のこと。九州で言う”かしわめし”。
●冷コ→アイスコーヒーのこと。年配者がたまに使う。
●押しピン→画鋲のこと。比較的使われる。
●さし→定規のこと。頻繁に使われる。
●カッターシャツ→Yシャツのこと。若い人でもよく使う。
●こすい→ずるい。大阪でよく使われるが名古屋より西の地域でも使われる
●お酒のあて→お酒のつまみのこと。もともと関西発祥の言葉だが、今や全国的にも使われる
●いきる→調子に乗っている
●いてまえ、いてこます→やっつけてしまえ、やっつける
●もうた→もらったの意味、これもうたん?→これもらったの?
●わろた→笑ったの意味、笑うたの”う”を省略して”わろた”となる。年配の人が良く使う。
●つこた→使ったの意味、使うたの”う”を省略して”つこた”となる。年配の人が良く使う。
●違た(ちごた)→違ったの意味、違うたの”う”を省略して”ちごた”となる。年配の人が良く使う。
●間違うた(まちごうた)→間違ったの意味。50代以上の人が使う。
●似合てる(におてる)→似合ってる→似合うてる→”う”の省略で
におてる。年配の人がよく使う。若い人は使わない。
●~でおま!→~ですよという意味。現代ではほぼ使う人がいない。
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関西ではよく使われるけど、関東やその他の地域ではやや馴染みのない言葉もあります。
関西弁全体に言えることが、最近関西弁もイントネーションこそ違えど、
標準語化してきており、年配の人しか使わない言葉が多数あり、
若い人が使わなくなってきた関西弁がたくさんあります。
●若い人でもよく使う関西弁で覚えておいた方がいいのが、
- つきだし→お通し
- さら(新品)→これって”さら”?(これって新品?)
- つれ(友達)→後から”つれ”が来ます(後から友達が来ます)
- 言うても~→ とは言っても
- シュッとしてる→ハンサム
- また行こう!→機会があれば今度行こう!(関西では行ったことなくても、またを使う)
この6つはよく使うので、覚えておいた方がいいでしょう。
ぜひ知っておいて下さい。