神戸弁

神戸弁の特徴と他の関西弁との違い

神戸弁の特徴と他の関西弁との違いについて書きます。

まず、地域で言うと、兵庫県の伊丹・川西・尼崎までは完全に大阪弁に近いんですが、
武庫川を渡って西宮市に入ったところから神戸弁が出てきます。

いったい神戸弁はどのような特徴があるのでしょうか?

神戸弁の特徴と他の関西弁との違い

神戸弁の最も大きな特徴は「~してる」が~「しとう」になります。

例)

  1. 今何してる?→今何しとう?
  2. もう起きてる?→もう起きとう?
  3. 最近遊んでる?→最近遊んどう?

京都弁や大阪弁との最大の違いがこの”とう”です。

これが大きな特徴で、大阪や京都では一切使いません。

西宮から西ではこの「とう」がよく使われます。

さらに、神戸ではよく~しとんです。という風に、~しとんという言葉を使うのも特徴的でこれも神戸しか使いません。

例)

  • 最近遊んでますか?→最近遊んどんですか?
  • ちゃんと休んでますか?→ちゃんと休んどんですか?

次に、広島や岡山等でも使われる
~よったも使います。

例)

  • もう寝よった?→もう寝た?
  • ちゃんと持ってきよった?→ちゃんと持ってきた?

さらに、地域によっては、めっちゃの代わりに「バリ」も使います。

例)

  • めっちゃ疲れた→バリ疲れた
  • 寝てた?→寝よった?

他に、神戸独特の言葉があります。

  • 細かい→こまい
  • ちんちん焼き→ベビーカステラ

この2つは神戸人はよく使うのですが、
他の関西人は一切使いません。

それから、京都弁と大阪弁の最大の違いにあった”へん”の使い方ですが、

●行かない 京都 行かへん 大阪 行けへん 神戸 行かへんor行けへん

神戸の場合両方使います。
(比較的若い子は行かへんと言う方が多い)

●行けない 京都 行けへん 大阪 行かれへん 神戸 行かれへん

どちらかと言うと、大阪弁に近いのが神戸弁になります。

余談ですが、京都はエスカレーターは東京と同じように、左に立って右を空けるんですが、
大阪と神戸は右に立って左を空けます。

これは全国でも大阪と神戸だけなんですね。

そういうこともあって、大阪と神戸は言葉も習慣も近いと言えます。