関西弁で頻繁に使う言葉の1つに「また~しよう」という言葉があります。
小さいお子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで日常生活でよく使う言葉の1つですが、この「また~しよう」という言葉は、実は関西と四国地方特有の言葉で東日本などではまったく使われない言葉みたいです。
なので、関西人が東京などで初対面の人にまた飯でも行こう!と言っても、またって今日が初対面で行ったことないのになと思われて、意味が分からず、ポカンとされるケースも。
そんな関西弁の「また」ですが、いったいどんな意味があるのでしょうか?
関西弁またの意味や使い方は?
関西弁「また」のいくつか例文を上げて紹介したいと思います。
例1
- A またご飯でも食べに行こうや!→今度ご飯でも食べに行こうよの意味
- B ええよ!また行こう!→いいよ!今度行こう!
例2
- A また映画でも1回見に行けへん?→機会があれば、また映画でも見に行かない?の意味
- B 映画はずっと座ってなあかんから嫌やわ→映画はずっと座っていないとダメだから嫌だな
このように関西弁のまたは行ったことのない”初めて”の場合でも使うんですね。
または関西と四国地方では使うそうなのですが、関東を始めとする東日本や中部地方では使わない言葉らしく、関西以外の人が”また”と言われると「行ったことないけど」と思うそうです。
関西や四国以外では、「また」は「再び」の意味でしか使わないそう。
名古屋など東海地方でもほかる(捨てる)など関西弁とよく似た言葉がありますが、この関西弁でいう”また”は使われないそうです。
関西弁「また」の意味や使い方まとめ
- 関西や四国では行ったことのない相手に対しても「また~しよう」という言葉を使う
- 関西弁のまたは今度とか機会があればの意味でよく使う
- 関東や中部ではまたは再びの意味でしか使わず、関西の人からまた~と言われると、行ったことないけどと思われて、意味が通じにくい
関西弁の「また」についてまとめるとこのようになりました。
この「また」が関西弁とは知らない人が結構多く、まして関西や四国以外では通じない言葉だと知らないと思うので、これを機にぜひ知っておいてください。