名古屋弁の有名な早口言葉にキットカットと鉛筆ときんときんがあります。
Twitter等のSNSでも早口言葉が話題になった時に必ずと言っていいほど名古屋弁の早口言葉が話題になります。
東海地方以外の人、特に東日本の人は意味がよく分からないと思うのでそれぞれ解説したいなと思います。
名古屋弁早口言葉キットカットの意味は?
早速名古屋弁のキットカットの早口言葉キットカットを紹介します。
※名古屋弁
キットカット買っとかんといかんかったのに、あんたが買っとかんかったでいかんかったんだわ。
※標準語
キットカットを買っておかないといけなかったのに、あなたが買っておかなかったからいけなかったんだよ。
解説しますと、まず名古屋弁で「いかん」は「いけない、ダメ」という意味です。
それと「~で」は「~したから」という意味に。
この2つさえ抑えておけば、おそらく名古屋以外の地域の人でも意味が分かると思います。
買っとかんといかんかったのに⇒買っとかないといけなかったのにという意味になります。
あんたが買っとかんかったで⇒あなたが買っとかなかったからという意味になります。
名古屋弁の「いかん」は関西弁でいうところのアカンと同じ意味ですね。
名古屋弁早口言葉鉛筆ときんときんの意味は?
続いて、名古屋弁の鉛筆ときんときんの早口言葉キットカットを紹介します。
※名古屋弁
今度ん時はときんときんの鉛筆持ってかんとかん、てかちゃんと削っとかんとかんって言っとかんとかん。
※標準語
今度の時は削りたての鉛筆を持って行かないといけないよ、てかちゃんと削っておかないといけない!って言っておかないといけない。
名古屋では削りたての鉛筆のことをときんときんと表現します。
これは名古屋以外では使われない言葉なので他地域の人は意味が分からないと思うのですが、名古屋では普通に学生時代よく使う言葉です。
あとは、キットカットと同じく、~かんが~いかんの略で、~いけないという意味です。
名古屋弁早口言葉まとめ
- 名古屋弁の早口言葉を表す代表的なものとして「キットカット」と「鉛筆ときんときん」がある。
- 名古屋弁で「いかん」は関西弁でいう「アカン」と同じ意味で「いけない」「ダメ」という意味
- 名古屋では「いかん」の「い」を省略して「かん」と表現することがある
- 名古屋弁の「~で」は「~だから」という意味
名古屋弁の早口言葉を標準語訳する時に知っておきたいポイントについてまとめました。
この4つのポイントさえ分かれば大抵の名古屋弁が分かると思うのでぜひ知っておいて下さい。