関西弁でよく使う単語に”あれへん”と”あらへん”があります。
どちらも意味は同じで、”ない”の意味なんですが、地域によって、”あれへん”を使う地域と”あらへん”を使う地域に分かれます。
あれへんとあらへんはどのように関西では使われるのでしょうか?
関西弁あれへん?あらへん?の違いと意味
例)
- 関係あれへん→大阪・兵庫・和歌山で主に使用
- 関係あらへん→京都・奈良・滋賀で主に使用
ざっと大きく分けるとこのようになります。
大阪ではすべて下二段活用でエ段+”へん”になります。
例)
- わからない→わかれへん
- 言わない→言えへん(ゆえへん)
- 会わない→会えへん
- 書かない→書けへん
- いない→おれへん
※大阪でも北摂(吹田・茨木・摂津・高槻等)や京都よりの地域(寝屋川・枚方等)では、あらへんを使う場合が多いです。
京都や滋賀・奈良では基本的にそのまま”ない”の部分を置き換えるだけです。
例)
- わからない→わからへん
- 言わない→言わへん(ゆわへん)
- 会わない→会わへん
- 書かない→書かへん
- いない→おらへん、いーひん
まとめると、大阪では”あれへん”、京都や滋賀・奈良では”あらへん”を使います。
意味は”ない”という意味で違いはありません。