神戸弁の特徴と他の関西弁との違い
まず、地域で言うと、
伊丹・川西・尼崎までは完全に大阪弁に近いんですが、
武庫川を渡って西宮市に入ったところから
神戸弁が出てきます。
「~してる」が~「しとう」になります。
例)
今何してる?→今何しとう?
もう起きてる?→もう起きとう?
遊んでる?→遊んどう?
まず、京都弁や大阪弁との最大の違いがこの”とう”です。
これが大きな特徴で、大阪や京都では一切使いません。
西宮から西はこの「とう」がよく使われます。
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さらに、神戸ではよく~しとんです。
という風に~しとんという言葉を使うのも特徴的でこれは神戸しか使いません。
例)
最近遊んでますか?→最近遊んどんですか?
ちゃんと休んでますか?→ちゃんと休んどんですか?
次に、広島や岡山等でも使われる
~よったも使います。
例) もう寝よった?→もう寝た?
ちゃんと持ってきよった?→ちゃんと持ってきた?
さらに、地域によっては、めっちゃの代わりに「バリ」も使います。
例) めっちゃ疲れた→バリ疲れた
寝てた?→寝よった?
他に、神戸独特の言葉があります。
細かい→こまい
ちんちん焼き→ベビーカステラ
この2つは神戸人はよく使うのですが、
他の関西人は一切使いません。
それから、京都弁と大阪弁の最大の違いにあった”へん”の使い方ですが、
●行かない 京都 行かへん 大阪 行けへん 神戸 行かへんor行けへん
神戸の場合両方使います。
(比較的若い子は行かへんと言う方が多い)
●行けない 京都 行けへん 大阪 行かれへん 神戸 行かれへん
どちらかと言うと、大阪弁に近いのが神戸弁になります。
余談ですが、京都はエスカレーターは東京と同じように、左に立って右を空けるんですが、
大阪と神戸は右に立って左を空けます。
これは全国でも大阪と神戸だけなんですね。
そういうこともあって、大阪と神戸は言葉も習慣も近いと言えます。